大学教育の質の保証・向上ならびに 電子化及びオープンアクセスの推進の観点から 学校教育法第百十三条に基づき、 教育研究活動の状況を公表しています。
第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。
サイクリックボルタンメトリー(電池、キャパシタ) クロノポテンショメトリー(充放電曲線) コンダクトメトリー(スラリー 分散電極)
クロノポテンショメトリー後の試料A,試料Bの表面観察 Fig.3に試料A 及び試料B をクロノポテンショメトリーによる分極後,SEMで表面観察した写真を示す.水分濃度が50ppm以下では,試料A及び試料Bともに凹凸部分が見られた.水分濃度が2000ppmでは,試料A 及び試料Bともに凹凸部分が見られなかった.この凹凸部分は地金ニオブのアノード溶解による腐食のためと考えられる.すなわち,ここでも水分濃度のみが耐食性にも影響しており,二酸化マンガン被覆の効果は見られない.水分濃度が50ppm以下の場合に見られる腐食は,水分濃度が低いために水分から生じる水酸化物イオンを利用しての酸化皮膜の自己修復が出来ないためと考えられ,このために試料A及び試料Bはアノード溶解され電位の上昇が無かったと考えられる.なお,水分が少ないと腐食が観察されることから,ニオブは過塩素酸イオンの分解から生じる塩化物イオンに対しては安定であることを示唆している. 分極後の試料Aと試料BのEDSによる元素分析では,検出された元素はニオブと酸素のみであり,二酸化マンガン被覆の有無や電解液の水分濃度による差異は見られず,電解液中のアニオンや二酸化マンガンからのマンガンの酸化皮膜中への取り込みや内方拡散といった現象を観察することはできなかった. by 立花和宏
大学教育の質の保証・向上ならびに 電子化及びオープンアクセスの推進の観点から 学校教育法第百十三条に基づき、 教育研究活動の状況を公表しています。
第百十三条 大学は、教育研究の成果の普及及び活用の促進に資するため、その教育研究活動の状況を公表するものとする。