高井 彬寿

「2 電池の起電力と分解電圧」

1.基準電源の作成とエレクトロメーターの校正
テキスト4.7節を参考にして、基準電源キッドを使い基準電源を作成し、電位差測定の回路を組んだ。 その後回路に電気を流して、検流計の針が触れない点(0A)の抵抗尺の長さを記録した。 私たちの班の結果は36.5cmになった。 基準電源の作成では、小さな穴に線を入れる作業があり、穴の位置を間違えやすいため注意が必要である。

2.ダニエル電池の電圧の測定
テキストを参考にして、ダニエル電池を作成した。1の回路の基準電源とダニエル電池を入れ替えて、 検流計の針が触れない点の抵抗尺の長さ(l)を測り、E=E0×l/l0から起電力を求めた。 ダニエル電池の作成の際には、試薬の調製量を事前に計算しておくべきである。

3.析出物質による過電圧の違い
硫酸水溶液、水酸化ナトリウム水溶液、塩酸を調製し、アノードとカソードに白金を用いて、電流電位曲線を 測定し、方眼紙にプロットした。電流電位プロットから分解電圧を求め、 (過電圧)=(分解電圧)-(理論分解電圧)から過電圧を求めた。水の理論分解電圧は1.23Vを用いた。