情報処理概論成果物

講義においてどのような学習をしたかを、可能なものに限り回毎に纏めています。

第1回
・アカウントとログ
 アカウントとは口座を意味する。つまり本来金銭の支払いが発生するものである。
ログはサービスの利用記録を指す。ログインでサービスの利用を開始しログアウトするまでの間がログオン状態であり、サービスの利用記録に残る。アカウントへの課金はこのログに応じる。

・情報デバイスの歴史
 1946年に、アメリカでコンピュータが発明される。これはエニアックと命名され、開発目的は砲撃射表の計算だった。真空管を使う為、発熱量が多く故障しやすかった。またプログラムによって逐次配線を変更する必要があり、現代のコンピュータとは用途も出で立ちもかけ離れていた。
 その後1949年に配線の問題を解決したプログラム格納型(ノイマン型とも呼ぶ)が登場した。開発者のノイマンは気象の計算を主目的としてこれを開発したが、いずれにせよこの時代のコンピュータはまだ計算機としての役割しか無かったと言える。
 1950年代から入力装置やCPU等、部品構成が現代のコンピュータに通じてくる。1970年には集積回路が開発され、ミニコンと呼ばれるほどにコンピュータは小型化を果たした。
 しかしここまでは大人数が一つのメインフレームを共有する利用形態であり、現代のパソコンの様に個人間がネットワークで結ばれ、個々人がそれぞれコンピュータを利用するようになったのは1980年代からである。日本語表示ができるようになり、1982年にはイーサネット2.0の使用が策定され、専門家からビジネス・家庭へのインターネットの普及が急速に進んだ。

・購入とリサイクル
 情報機器は目的と性能・償却年数を照らし合わせて購入するべし。
今使用しているOSのサポートが終了しても、スペックが十分ならばOSをアップグレードするだけで継続して使用できる。
 情報機器には貴金属が用いられている。携帯電話では1tにつき金300gが含まれる。リサイクルの為に金を抽出するが、費用は相応にかかる。

・課題
 情報の5Sについて、肥大化した電子メールボックスの5Sを進めるための実施案を書いた。
毎日メールを確認し、その都度分類する習慣をつける必要があると考えた。

第5回
ウェブページを持つには、先ずサーバが必要である。サーバはレンタルが可能であるが、転送量等で価格は変動する。
また、レンタルサーバは1台当たりのアクセス数に制限をかけていることが多く、アクセス状況とランニングコストを天秤にかける必要がある。
デジタル化した情報量の最小単位は1bit=1/8byteである。
THMLでウェブページを作る際、図形や色彩などの表現には座標を用いられる。色彩は16進数が用いられる。

・課題
演習でレンタルサーバの価格を調査した。
ConoHa WING、レンタルサーバ ベーシック、1320円/月(割引無)
mixhost、レンタルサーバ スタンダード、1518/月(割引無)
GMO、有料レンタルサーバ XREA Plus、419円/月(割引無)
また、HTMLを用いて学習成果をウェブ公開する為の下地を作った。

第6回
・課題
Winmostarを用いたmolファイルの入手、構造最適化、エネルギー計算、分子軌道計算を行った。

第7回
・課題
Visual Basicを用いてHTMLを生成するマクロを組んだが、生成されたHTMLは白紙で本来表示されるはずのURLが無かった。

第8回
CADとはコンピュータによる設計支援ツールを指す。CAEとはコンピュータによるエンジニアリング支援ツールを指す。
これらはどちらもコンピュータによる支援ツールだが、目的は設計か工業生産への応用かで異なる。

・課題
参考書を読み、技術を支えるコンピュータシステムの構造とコンピュータによる作業自動化支援の流れについて学習した。

第9回
演習でアナログ情報がアナログデジタル変換された時、どのようなデジタル情報になるかを確認した。

第11回
 OSとは電源投入後最初に実行されるプログラムである。
 デジタル情報は0と1で管理されるが、必ずごく短時間で0から1、1から0に遷移する間(トランザクション)が存在する。
遷移後安定した状態(コミット)であれば処理が終了している。
その為トランザクション中に停電などで処理が停止すると0か1で表せなくなり、エラーとなる。
安全なシャットダウンは全トランザクションがコミットした状態でなければならない。
その為巨大なシステムでは電力の安定供給や非常電源を確保しなければならない。
 またケーブルなどの配線も気を配らなければならない。強電側と弱電側は分離して配線する等、配慮を怠るとケーブルが炎上する可能性がある。

・演習
 使用しているOSの起動時間を調査した。
機種:X2-HT
OS:Android 9
起動時間:37秒
 また、判別学習モデルと教師データを作成し実際にAI学習を行った。

第13回
 量から量への変換をアナログ処理と言い、量から数字への変換をアナログデジタル変換と呼ぶ。
逆に数字から量への変換はデジタルアナログ変換と呼ぶ。
センサーは外界の物理的変化を電圧等の変化量にアナログ処理する。
アクチュエータは入力された電気信号を物理的運動にデジタルアナログ変換する。
 デジタル情報には時間遅れの概念がある。
これはデジタル情報を送信するには順序を踏む必要があり、そこで時間のロスが発生する為である。
 QRコードは白と黒の2つの要素で表現される為、紙印刷されていてもデジタル情報に分類される。
これは機械読み取りの為の情報だが、機械読み取り可な情報が全てデジタルではない。
例として手書き文字が挙げられるが、これはAI学習によるものである。

・演習
 AIで画像判別を行った。その後フィードバックで教師データの選別も行った。

第14回
・アカウント
 アカウントは元来個人のものであり、複数人で共有して使用することは原則禁止されている。
共有できると販売側に不利益が生じる為である。
しかし、ユーザCALというユーザーごとに発行するライセンスのほかに、デバイスごとに発行するデバイスCALというライセンス形態がある。
その為アカウントを共有すること自体は難しいことではないが、その場合著作者側に不利益が生じないように利用する必要がある。
 ライセンスにはアカデミックライセンスという種類がある。
これの適用は原則非営利目的、第三者利用券が無いのが原則である。その為収益が発生する活動では使用できないことが多い。
 ライセンス違反をした場合、ペナルティが課せられる。一般的にペナルティは免れた金額の3倍だが、これは著作側の裁量により決まる為青天井になる可能性もある。

・演習
GoogleDocsを用いて、出席者各々がライセンス違反を防ぐ為の方法を書き込んだ。
自分は「第三者によりライセンスが更新されないようにする」と考えた。
しかしこれは法律などと同じく個々人の意識に頼ることになる為、大規模な管理が出来ない以上完璧な対策は不可能だと思われる(要求される情報がどのようなものであれ、本人が第三者に漏洩してしまえば意味を成さないからである)