スターリングエンジンは...

スターリングエンジンは、1816年、イギリス人牧師ロバートスターリングによって考案された外熱機関である。
外部からシリンダー内に封入された作動ガスを加熱、冷却し、ガスの膨張と収縮をピストンの動きに変えることで
動力を発生させる。
このスターリングエンジンの理論熱効率は、原理的にはカルノーサイクルに匹敵するとされている。

引用元:社団法人 日本機械学会 機械工学辞典,1997,662

カルノーサイクル

カルノーサイクルは、青:断熱膨張、灰:等温膨張、橙:断熱圧縮、黄色:等温圧縮
とすると、以下のようなイメージで一般的に解説されることが多い。

図1 一般的なカルノーサイクルの図解

しかし、実際には以下のようなひしゃげた形になる。

図2 より現実的なカルノーサイクルの図解
カルノーサイクルの面積は外部にすることができる仕事を表している。
すなはち、一般的に図説されるカルノーサイクルの図と比較して、
外部に取り出すことのできるエネルギーが如何に視覚的に少ないか、
この図を見ることで確認することが可能である。