実験報告書 1月22日



緒言

これまで、水素の発生方法や、運搬、貯蔵方法に軽く触れてきたが、今週は水素自動車(燃料電池車と水素燃焼エンジン車)とガソリン車との熱効率の比較を行った。
また、自動車のどのような要素が、熱効率のロスや向上に影響しているのか、どんな技術や工夫が必要になるのかについて、調べを進めた。今週は主にその情報源をまとめ、文献として提示できるよう、疎かにしていた文献のまとめ作業を行った。


実験目的

プレゼンテーションのデータの元になった文献を卒研の発表会で正確に提示できるようにする為。


実験方法


現在大学には、コロナウイルスの影響で学内に入る事を控えるために、極力在宅での研究としていた為、今回も在宅での整理作業とした。


結果


・スライド3:世界と日本の2019年の自動車販売台数と自動車技術の割合


参考文献:BCG(ボストン コンサルティング グループ),Who Will Drive Electric Cars to the Tipping Point?


・スライド8:技術別エネルギー損失


・水の電気分解のエネルギー効率
参考文献:光島重徳・松津幸一,水電解技術の現状と課題,水素エネルギーシステム Vo1.36,NO.1 (2011)


・水素の輸送及び保管、流通のエネルギー効率・ガソリンの輸送に伴うエネルギー損失
参考文献:小 林 紀,計測 と制御,第39巻 第1号 2000年1月号,p69


・水素エンジン燃焼効率
参考文献:日経クロステック,水素エンジンに革新、驚異の熱効率54%,古野志健男
プレゼンでは「66%損失」と書いたが、確認したところ「46%損失」が正解。最終的な100%からのエネルギー効率はこの数値で計算していた為変わらず。


・燃料電池の発電効率(水素⇒電気)
参考文献: 村上 信明,「昨日今日いつかくる明日―読み切り「エネルギー・環境」」,現代図書,2008年